凄い、泣いた。

今日、仕事の帰り、知人のお通夜に行ってきた。

亡くなったのは友人の旦那様。

旦那様ご本人にも何度かお会いしたことがあって。

アタシ基本人見知りなんで、あんまりお話はしたことなかったけれど。



焼香が始まる前に友人の弟さんが気を使って

友人を呼んでくれようとしていたけれど叶わず。

焼香が始まり、自分たちの順番が回ってくる位に

やっと、友人の姿を確認出来た。



旦那様はご病気だったらしく、でも、仲間内の1人にしか

友人は話していなかった。

亡くなったと連絡受けて初めてご病気だったと知るに至って。

久しぶりに見た友人は、元々小さいのに更に小さかった。

一生懸命喪主を勤めていた。気丈に振る舞っていた。

とってもあまえたな人なのに、とってもしっかりしてた。



焼香が終わり、お坊さんが退席した後、友人が参列者の前に出てきた。

アタシ達を見つけると、笑顔で「わざわざありがとう。」と、走ってきた。

「綺麗な顔してるから、見てあげて。」と、言ってくれた。



旦那様はとても綺麗な顔をしていた。

きっと友人を一人置いて行ってしまう事が悔しかっただろう。

本当に友人の事が大好きでたまらないってゆうのが見ていて分かる位

友人を好きなひとだったから。

最後まで二人で過ごしていた部屋に帰りたがっていたらしい。

友人は旦那様が息を引き取った後、二人の部屋へ一度帰らせてあげて欲しいと

ご両親にお願いして、二人の部屋で一晩過ごしたそうで。



仕事で参列出来そうも無いアタシの妹が、

個人的に後日伺いたいと言っていたのでそれを伝えると、

「ごめんね、もうあの部屋には彼戻れないの。」と。

それを言った友人の言葉に、なんだかとてもつもなく悲しみがこもっていて、

その言葉に、すべてが含まれているのがわかって、

友人を囲んで恥ずかしい位泣いてしまった。



多くは願いません。

旦那様、友人のこれからの人生、ずっと見守ってあげていて下さい。

少しでも多く笑える人生になるよう、ずっと見守ってあげて下さい。